2011/07/30

0to1による論文がJJSCに掲載されました

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
私が所属している0to1による論文が『科学技術コミュニケーション (JJSC)』第9号に掲載されました.詳細は以下をご参照ください.

JJSCに0to1による論文が掲載されました (0to1 Blog)

この調査と論文執筆を通して感じたことを書いてみます.

1. 異なる視点を持ち寄って議論することは非常に重要
2. 私は「まとめる」のが得意なのかもしれない

1. 異なる視点を持ち寄って議論することは非常に重要
論文を主に執筆したのは,理学系の特に生物学を専攻する大学院生でした.
どのデータをもとに,何をどこまで主張するか,それぞれの視点から活発な議論を行ない,とても楽しく調査研究執筆ができました.自分ひとりでは思いつかなかったようなアイデアが他のメンバーから出され,見込みのありそうなものに関してはさらに検討を重ねていくことで,論文の考察などは特に議論を深めることができたように思います.

その一方で,SVや査読者は科学技術コミュニケーションの分野に精通された先生方でした.
教えていただいた先行研究や方法論を参考にすることで,研究を効率的に進めることができました.同時に,異なる分野の主要な研究テーマや議論の進め方を知ることができ,自身の専門分野をあらためて見つめなおす良い機会になりました.また,理学系の「文化」のもとで学んできた私たちが当たり前と考えていた点についての指摘など,ときにはっとさせられることもありました.

研究内容の議論から論文執筆の作法まで,異なる視点から多くのことを学んだように思います.


2. 私は「まとめる」のが得意なのかもしれない
1の話とも関係してきますが,共著者や査読者のさまざまな意見を総合し,結局何を主張するかを浮き彫りにして,それをデータと論理でサポートしていくのが,私の得意なことなのかもしれないと感じました.

これを逆に言うと,ひらめきやアイデアの種をだす部分は他者に依存している,ということになるかもしれません.たしかに,共著者からのアイデアと議論がなく私ひとりだったら,論旨を構築することはできなかっただろうと思います.

メンバーの志向と特徴がうまく組み合わされば,とても楽しい仕事ができる気がします.


----
そして最後に,ご協力くださいましたみなさまに心より感謝申し上げます.
引き続き,どうぞよろしくお願いいたします.

0 件のコメント:

コメントを投稿