大学院を卒業して以来、自分自身が何によってかたちづくられているか、ずっと考えさせられていた。
学生でいたあいだは、「生物学をやっています」「人類学をやっています」と胸をはって答えることができ、まさにこれらが自分自身を表していたと感じていた。
しかし、会社員になってからは、自分が何者であるか、人に伝えるのが難しくなった。
自分はエンジニアでもなく、ビジネスパーソンでもなく、仕事については、胸を張って人に伝えられることが何もなかった。
したがって、自分自身を、ある企業の社員であると紹介することによって、かならず、相手をあざむいているような気分になった。
プログラミングを学びはじめて、また、仕事がある程度目に見える成果につながるにつれて、この心苦しさは緩和されてはきたけれど、それでもゼロになることはないと感じている。
もちろん、自分自身にそのようなラベルをはって、わかりやすく性格づけするのが最適解だとは決して思っていない。
しかし、社会に暮らす以上、他人は自分をそのようなラベルのもとに眺め、それが真であろうとなかろうと、自分はそのことを意識せざるを得ない。
…あなたは普段何をしているのですか?
…あなたはどんな人間ですか?
こう問われたとき、迷いなく口に出せる答えは、自分自身を縛るかもしれないが、ときには自身に勇気を与える。
そんなことを考えている。
2011/02/06
いろんな世界
前の金曜日は、いろいろな世界を見た。
ひとつは、インターネットの最前線。
ひょんなことから、とある著名なブロガーの方と、とあるギークなエンジニアの方との3人で、ネット利用に関するインタビューを受けた。
詳しくは書かないけれど、アンテナの感度の高い人は情報の集め方が違うんだな、ということと、彼らにとってインターネットは本当に空気のような存在なんだな、ということがよくわかった。
大いに得るところがあった。
次は、アカデミアの世界。
昼休みの時間を利用して、たまたま都心に出てきていた先生と論文のreviseについて話し合った。
先週、寝る間も惜しんでプログラムを打ち込み英語を書いた甲斐あって、やっと出口が見えてきた感触だった。
こちらは再提出期限まで1週間を切った。さてさて。
最後は、テレビの収録。
こちらもたまたま訳あって、夕方から、テレビ番組の収録風景に立ち会った。
局の人々や、出演者の芸能人、そのおつきの人、そして彼らの醸し出す雰囲気、…なんだかテレビを見ているようで(笑)、おもしろかった。
現実には、こうした隔てられたいろんな世界があって、人はそのどれかで生きていて、ときには行き来することもある。
どこかに深く通じつつ、ほかの世界とも自由に行き来して、それらをつなげていくことができたら、すてきだ。
そんなことを思った、不思議な金曜日だった。
ひとつは、インターネットの最前線。
ひょんなことから、とある著名なブロガーの方と、とあるギークなエンジニアの方との3人で、ネット利用に関するインタビューを受けた。
詳しくは書かないけれど、アンテナの感度の高い人は情報の集め方が違うんだな、ということと、彼らにとってインターネットは本当に空気のような存在なんだな、ということがよくわかった。
大いに得るところがあった。
次は、アカデミアの世界。
昼休みの時間を利用して、たまたま都心に出てきていた先生と論文のreviseについて話し合った。
先週、寝る間も惜しんでプログラムを打ち込み英語を書いた甲斐あって、やっと出口が見えてきた感触だった。
こちらは再提出期限まで1週間を切った。さてさて。
最後は、テレビの収録。
こちらもたまたま訳あって、夕方から、テレビ番組の収録風景に立ち会った。
局の人々や、出演者の芸能人、そのおつきの人、そして彼らの醸し出す雰囲気、…なんだかテレビを見ているようで(笑)、おもしろかった。
現実には、こうした隔てられたいろんな世界があって、人はそのどれかで生きていて、ときには行き来することもある。
どこかに深く通じつつ、ほかの世界とも自由に行き来して、それらをつなげていくことができたら、すてきだ。
そんなことを思った、不思議な金曜日だった。
2011/02/03
うまくいかないのが当たり前
revise中の論文にデータや新たな視点を加えるために、スクリプトを書いて、シミュレーションを走らせて、結果を検討して、…ということを繰り返していて、ふと、研究は、うまくいかないことのほうが多いものだったなと思い出した。
大学院卒業後から今までは、修士課程の研究成果をストーリーとしてまとめる仕事ばかりをしていたので、そのことをすっかり忘れていた。
この、いくらやっても思った通りにならず、うまくいかない苦しさと、けど、10に1くらい突き抜けるようにうまくいくことがあって、そのときに感じる快感と、それが研究の醍醐味だなあと、ふと思い出した。
大学院卒業後から今までは、修士課程の研究成果をストーリーとしてまとめる仕事ばかりをしていたので、そのことをすっかり忘れていた。
この、いくらやっても思った通りにならず、うまくいかない苦しさと、けど、10に1くらい突き抜けるようにうまくいくことがあって、そのときに感じる快感と、それが研究の醍醐味だなあと、ふと思い出した。
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