2011/01/14

決断

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今日は本当にいろいろなことがあって、わくわくして、うれしくて、でもちょっとだけ残念で、文章がまとまらないような気もするのだけど、とりあえず書いてみる。
いくつかの決断によって、人生が動き始めたような気がして、きっと、後々まで思い出す日になりそうだ。

まず、明日からインドに行く予定だった。
有給をとり、航空チケットをとり、夜行列車を予約して、土曜日から8日間、インドを放浪してくる予定だった。

しかし、午前中に、先生(大学院でお世話になった指導教員)からメールが来て、海外の学会誌に投稿していた論文のreviseが返ってきたことを知らされた!
(会社の昼休みに)夢中になって査読者のコメントを読み、メールを返信して、その日の夕方に先生と会って直接相談をすることになった。
研究という窓を通して世界とつながる感覚と、自分の仕事が認められたうれしさが、とても新鮮だった。求めていたものが、そこにあるような気がした。

査読者からの返事はおおむね好意的で、再投稿の期限が1ヶ月以内と区切られていたものの、意欲的な改訂を行なうこともできた。
そして、その改訂に用いる方法は、自分がこれから目指そうと思っていた数理生物学の分野にかなり近いと思われる方法であり、最近勉強していたR言語を応用すれば、クリアできそうなものだった。

インドに行くのであれば、1週間仕事に穴をあけることになるので、そのための手配などをすべて済ませ、フレックスで退社し、先生との話し合いの集合場所に急いだ。
航空券のキャンセル料を調べたところ、全額だった…前日だから仕方がない。
しかし、不思議と、いつもだったら感じるはずの後悔などのネガティブな気持ちが、このときはまったくなかった。

集合場所で先生と落ちあい、ディスカッションをして、対応や今後の方針を決めた。
論点が具体的な問題で、それぞれが新しいアイデアを持ち寄って、実に楽しいディスカッションだった。
1時間半くらい話をして、最後に、今後どうやって進めるかということがテーマになった。
そのとき、自然と、インドには行かずに論文の直しを急ピッチで進めたいという決断がでてきた。
迷いはなくて、最初からそう決まっていたような気がしていた。

そして、席を立ったとき、前々から言わなければならないと思っていたことを先生に伝えた。
今年のうちには仕事を辞めて大学院に戻ると決めたこと、留学を視野に入れていること、数理生物学に指向があること。
先生は、とても素敵な返事とアドバイスをくれた。
…あとで思い出して、とてもうれしかった。

先生と別れて、Rの本を取りに行き、22時頃に家まで帰ってきた。
インドに行けなくなってしまったのは残念だけれど、とてもわくわくしている。

さて、ここまで書いてきて、あとは、もう寝ようと思う。
明日の朝は早く起きて、さっそくとりかかろうと思っている。
実に楽しみだ!

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