留学説明会@本郷
12/21に"博士のシェアハウス"で行われた"「若手研究者の異分野交流」に関する作戦会議"に参加し、そこで知り合った方から、翌々日の"海外大学院留学説明会@東京大学"のことを紹介され、急きょ参加することに決めたのでした。
参加してみて、とても良い刺激を受けました。具体的には、以下2点が非常に有益でした。
・どこから、どのような戦略をもって、留学というものに取り組めばいいのか、それが見えたこと
・とにかくやってみよう、という勇気?をもらえたこと
留学経験者が体験談を語ってくれるのですが、留学を「目的」としたヘタな方法論ではなく、留学を「手段」としてどのように自分の人生を生きていきたいか、ということをいきいきと語ってくれたのが実に好印象でした。
以下にメモの抜き書きを。
■わかったこと
1. とにかく王道なんてない。何だってありで、やってみればどうにでもなる。
2. 足りないところをなんとかするのではなく、いいところをとにかく売り込むマインド。
3. もう、レールには乗らない。ワクにもはまりたくない。日本の博士課程に進むのは、今までの繰り返しと変わらないかもしれない。
■実際的なこと
・日本の場合と同じように、研究室訪問はお互い(あちらの教授と自分)にとってすごく重要。
・米国は制度的に修士を2年間もう一度やる必要がある(単位のTransfer制度がない限り、絶対)。
・ヨーロッパだと、日本で修士卒の人は博士課程から入れることが多い。
・重要なのはテストの点ではなく、強み(学業なのか、研究なのか、情熱なのか、…)
・プッシュ(自分のアピール:書類やテスト)とプル(こいつは良いと思わせる:訪問やメールの好印象)の両立。
・複雑なキャリアを魅力的なSoPに落とし込む。
■訪問について
・オフィスアワーだと会ってくれることが多い。
・授業の時間割とか調べて、ついでに聞かせてくれ、みたいなのもGood。
・メインシーズンは10月だが、夏休み前だともっと良い。(夏休みはそもそも人がいないのでダメ)
■分野をシフトすることについて
・向こうの研究とこっちの研究をマッチングさせて、やりたいことをメールで。
・向こうの研究と自分のこれまでとのあいだに共通点をだして、違う視点からアプローチしたい、二つが合わさるとこんなにいいことがある、と。
■ほか
・学位= Rights, Privilige, Honor, and Responsibility.
・ある場所で「当たり前」になってしまっている問題に対し、異なる視点がいくつかあれば、その問題を解決できる可能性がある。
・MITで圧倒的に有能な人々を前にして、実にたくさんの可能性を見せられると、かえって自分が重点を置くべきところが見えてくる。
・かりそめにも"Philosopher"を目指す人が、メリットとか安定とか将来の不安とか、そんなことを言っていていいんですか?ww …そんなことより、理念とか理想でしょ。
・就職先は、ひとつみつかればいいし、ひとつみつけるためのものであるべき。